トリニダード・トバゴで警察の権限を強化する法案が成立
概要
2026年9月24日、トリニダード・トバゴ議会は警察の捜索・押収権限を大幅に拡大する、特別作戦法2026を可決した。同国のジャーナリストらは報道の自由を侵害するとして緊急の法改正を求めており、国内外のメディア関係者の間に強い反発が広がっている。政府は深刻な犯罪・殺人率の抑制を立法の目的として掲げている。
背景
トリニダード・トバゴはカリブ海地域のなかでも比較的高い報道の自由を誇るとされてきたが、近年は治安の悪化が著しく、政府は犯罪対策の強化を最優先課題としてきた。今回の法律は警察権限の強化を通じて治安回復を図るものだが、メディアへの強制捜査に転用されるリスクが指摘されている。
影響
民主主義国家における警察権限の拡大と報道の自由の後退は、カリブ海地域の民主主義的規範に影響を与えうる。
今後の注目点
政府が法改正の要求に応じるかどうかが焦点となる。国際的な報道自由団体や人権機関がこの法律をどう評価し、外交的な圧力につながるかも注目される。