イギリスが製鉄会社を国有化し中国が強く反発
概要
イギリス政府が2026年7月17日にブリティッシュ・スチール社を正式に国有化した。同社は以前に中国企業が所有していたため、中国商務省は、イギリスへの投資意欲に深刻な打撃を与えたとは強い不満を表明している。
背景
ブリティッシュ・スチールはかつて中国の鉄鋼大手が保有していたが、2025年4月に英国政府が製鉄所の閉鎖と約4000人の雇用喪失を防ぐために介入。その後15か月を経て今回の完全国有化に至った。
影響
英国が安全保障や雇用を理由に外資系企業の資産を国有化する動きは、中国資本が関わるインフラ投資全般に対する西側各国の警戒感を高め、日本を含む同盟国の対中投資政策にも影響しうる。
今後の注目点
英中間の経済・外交関係への波及効果が注目される。中国が英国内の他の中国系投資案件に対する審査強化を求めるなど、投資環境をめぐる摩擦が続くかどうかが焦点となる。