インドネシアが初の空母を取得
概要
2026年9月18日、インドネシアはイタリアから供与を受けた旧軍艦を初の空母として受領した。艦齢41年の同艦は短距離離陸・垂直着陸機およびヘリコプターの運用が可能で、北ジャカルタのタンジュンプリオク港にある海軍基地に軍事式典とともに入港した。インドネシア政府は同艦が海洋安全保障と災害対応能力の強化につながると説明している。
背景
インドネシアは1万7000以上の島々からなる世界最大の群島国家であり、シーレーン防衛と海洋主権の確保が長年の安全保障課題となっている。南シナ海における中国の影響力拡大を背景に、東南アジア各国が海軍力増強を進めるなかで、インドネシアも島嶼防衛能力の向上を模索してきた。旧ソ連・欧州製の老朽艦からの更新が課題とされており、空母取得はその一環とみられる。
影響
インドネシアの海軍力増強は南シナ海・インド太平洋の勢力均衡に影響を与えるほか、日本のシーレーン安全保障にも間接的に関わるため、防衛・外交上の関与が求められる可能性がある。
今後の注目点
同国軍が短距離離陸・垂直着陸機を実際に調達・運用できるかどうかや、野党の反発が国防予算審議に影響を与えるかが注目される。
日本の生活への影響
インドネシアの海軍力強化がインド太平洋の安全保障環境を変化させた場合、日本のシーレーン防衛に関わる同盟・外交政策の議論に影響する可能性があります。