国連、新世界地図支持の決議を採択
概要
2026年9月4日、国連総会はトーゴが主導した決議を賛成多数で採択し、従来のメルカトル図法に代わる新たな世界地図の使用推進を決めた。メルカトル図法はアフリカ大陸の面積を実際より大幅に小さく表示してきたとして、アフリカ諸国や研究者から長年批判を受けてきた。採決では米国が唯一の反対票を投じた。
背景
メルカトル図法は16世紀に航海用として開発されたもので、高緯度地域ほど面積が誇張される構造的な歪みを持つ。この結果、ロシアやグリーンランドが実際より大きく表示される一方、アフリカ大陸は約3040万平方キロメートルという広大な実面積に対して著しく小さく描かれてきた。こうした視覚的な歪みが植民地時代の世界観を固定化しているとして、アフリカ諸国や地理学者、脱植民地主義の観点からの批判が長年続いてきた。