フーシ派がバブ・エル・マンデブ海峡を掌握
概要
2026年9月21日、イエメンの武装勢力であるフーシ派が紅海沿岸の港湾都市と複数の島嶼を制圧し、バブ・エル・マンデブ海峡の支配権を事実上掌握した。これにより、イランとその同盟勢力がホルムズ海峡とバブ・エル・マンデブ海峡という中東の二大エネルギー輸送路を同時に押さえる状況となった。近週だけで数万人規模の避難民が発生するほど戦闘は激化している。
背景
バブ・エル・マンデブ海峡はインド洋と紅海を結ぶ世界有数のエネルギー・物流の要衝であり、アジア・欧州間を往来するタンカーやコンテナ船の主要航路となっている。フーシ派はイエメンの親イラン武装勢力であり、サウジアラビア主導の連合軍と長年にわたり内戦を続けてきた。2026年2月末に米国とイスラエルがイランへの軍事作戦を開始したことを契機にフーシ派は本格参戦し、レバノンのヒズボラやイラクのシーア派民兵にも波及するなど中東全域で代理勢力の活動が活発化してきていた。
影響
中東の二大海峡をイラン系勢力が同時掌握したことで世界のエネルギー供給網が圧迫されるリスクが高まり、紅海を航行する商船への攻撃強化や航路制約を通じて輸送コストが上昇しうる。原油・LNG輸入の多くを中東に依存する日本のエネルギー安全保障と物価への波及が懸念される。
今後の注目点
フーシ派による海峡掌握を受けてサウジアラビアが軍事的反攻に踏み切るか、また米国がイランとの戦況を踏まえてどのような対応をとるかが注目される。
日本の生活への影響
フーシ派が中東の二大エネルギー輸送路を掌握したため、日本向けの原油・LNGタンカーの航路が制約されるリスクが高まり、輸送コスト上昇を通じてガソリン・電気・ガス料金が家計を圧迫する可能性があります。